20周年ミーティング
2009年09月19日〜20日

 

ロードスター10周年ミーティングの時は
まだ乳飲み子を抱えた家内を置いて
広島に駆けつける勇気も度胸も無く、
「参加したい」との意思表示すらできなく
不参加を決定した。
 
 その後の10年の間ずっと、10周年の記事や
10周年記念署名車の写真などを見るたびに、
参加しなかったことへの後悔を引きずって来た。
 
 20周年ミーティングには何としても参加したい事を
正直に家族へ訴えかけ、このために
VR-Bの大修理も行い参加できることになった。
  


1日目:9月19日(土)・・・前日
 
 
 20周年ミーティングのステッカーは
広島へ向かう仲間の目印なので是非ともつけたいが、
後で剥がすことや、ステッカー自体を保存したいとの
想いからレプリカ?を作成。
拡大コピーしラミネート加工したものを
シートにひもでくくり付けた。

この状態で広島に向かって出発!!



10周年当時1歳だった長男と20周年ミーティング参加のために広島へ向かう。
 
 



山陽道を快適にドライブ。
  
  


途中何度も断続的な渋滞に見舞われる。
 
 


渋滞中に隣の車を利用してVR-Bをパチリ、渋滞でも広島への道中は楽しんで進む。
 
 
 マツダミュージアムの見学を申し込んでいたので、
マツダの本社工場へ立ち寄る。
仕事柄いろいろな工場を訪れる機会があるが、
ロードスターを生産した=愛車が生まれた工場だと思うと
特別な感情があふれ出る。
 
 


たくさんのマツダ社員が親切に対応してくれた。一台一台丁寧に案内、その姿勢に頭が下がる。
 
 


ロードスターが生まれたマツダ本社工場の社員駐車場に愛車を停める。
 
 


このバスに乗って工場見学およびマツダミュージアムへ向かう。
 
 


よく見ると、「社内通勤バス」の表示。




綺麗なおねぇさんが案内してくれた。
 
 
残念ながら当日は休日(土曜日)にて生産ラインは非稼動。
ラインの上はほとんどがデミオで、ロードスターの姿は見えなかった。
 
工場見学の後は、マツダミュージアムの見学。
まずはマツダの歴史に残る名車たちに出迎えられ、
RX8をモデルにクレイモデルやカットモデルなどを使った
展示を見ながら開発と生産の過程を説明していただく。
最後にショーモデルや水素エンジン実験車などを見学した。
 
 
  

目玉はやはりスポーツカー。一番いい場所にコスモスポーツ。
 
 


コスモスポーツの隣にNAのロードスター。
 
 
NAロードスターがコスモスポーツの横に陳列されており、
RX-7よりも位置づけ的には大きな存在であることを実感した。
 
 マツダミュージアムを後にして、三次へ向かう。
三次へ向かう道中で2台のVR-Aと遭遇。
すぐさま後を追うことにした。
 
 



かなりの速度で巡航。ついていくのがやっと(大変)でした。
 
 
宿泊する三次のホテルに到着。
この時点ではホテルの駐車場もまばら。
 
 
 


滞在したホテルの駐車場。中央手前から3台目が私のVR-B。
(このとき既に奥のほうにVR-Aが集結しつつある)
 
 
 
前夜祭に参加するために、会場のホテルまで移動。
立て看板からも、事務局やマツダの苦労が伺い知れる。
警察や地元など色々な人たちの協力で
20周年ミーティングが開催出来るのだ
ということを実感させられる。
 
 



奥に見えるのが前夜祭の会場となる三次ロイヤルホテル。
 
 


いよいよ会場へ到着。鼓動が高ぶる。
 
 


入場前に平井さんを発見。写真を撮らせていただきました。
 
 


会場には20周年の記念ワインが用意されていた。
 
 


いよいよ20周年前夜祭の開催。
 
 


ロードスター20周年を祝う乾杯の瞬間。
 (20日当日は禁酒なので、これが正真正銘の20周年のお祝いの乾杯!?)
 
 


「お椀」と称して、ドアミラーを加工したもので乾杯するロードスターを溺愛する人達も。
 
 


この日初めて会う人達とも、あたかも10年来、いや20年来の友のように気さくに会話を交わす。
 
 


NAの開発主査だった平井さんに「人馬一体」のサインを頂く。これは我が家の家宝にしなければ。
 
 

あっという間に前夜祭は終了となった。
まだまだその場に残りたい気持ちが強かったが、
小学生の長男の就寝や、翌日のことを考え、
宿泊先のホテルに戻って、休みをとることにした。
 


2日目:9月20日(日)・・・当日
 
 
朝、目覚まし時計が鳴る前に自然と目を覚ます。
この日は10年前から待ち望んだ待望の日。
20年前にはミーティングなんて想像すらしていなかった。
 この日に、この場所にいるだけで幸せな気分である。
 
 窓から下を見ると一面ロードスターだらけの状態。
私が宿泊したのは前夜祭の会場とは別のホテル。
この日は三次のホテルは予約が一杯で、
前夜祭の後に他の宿泊エリアへ戻った方もいたようです。
 
  



宿泊した部屋からみたホテルの駐車場。
 
 
よく見ると (よく見なくても) 奥に
アールヴァンレッズのVR-Aが集まっている。

右から2列目の手前から4台目
(プリウスの隣、昨日と同じ場所)
に私のVR-Bが停まっている。

右の列の手前から10台目
(ミニバンの奥)にVR-Bが1台!
チャックアウトし、駐車場へ行くと、
ちょうどそのVR-Bのオーナーさんを
発見したので、声をかけました。
この方が、としぞーさんでした。
VR-Bの話と共にVert noiRのことを伝えました。
本サイトオープン&メンバー募集時に
真っ先に連絡いただきました。
 
としぞーさんとはホテルの駐車場で別れ、
いよいよ会場へと向かいました。
ホテルを出て少し進むとすぐに、
会場まではまだまだの距離なのに
そこはもうロードスターの行列状態。
立て看板の通り、長い渋滞、
ロードスターばかりの渋滞となっていた。
 
 


ほとんどがロードスターという渋滞が延々と続いていく。
 
 
高速道路の出口の右折規制だろうか?
会場とは反対方向になる対向車線にも
多数のロードスターが次々にやってくる。
その対向車線のロードスターと
お互いに手を振り挨拶を交わす。
こちらは時々途切れるが、対向車線のロードスターは
手を振り続けることになっているはずである。
 
列に混じる、あるいは対向車線を走る一般車両は
驚いているのだろうか、あきれているのだろうか?
 
長い渋滞を楽しんだ後に、会場へとたどり着いた。
出迎えてくださったスタッフの掛け声は約束どおり
「お帰りなさい」
大きな声で 「ただいまっ!」 と応えた。
 
 


周回コースへの入り口の列。
 
 
 

駐車エリアまで周回コースを適切な速度(?)で駆ける。




スタッフの指示に従って整列駐車。
 
 


後からも続々とロードスターがやってくる。
 
 


20周年を祝う列に加わったVR-B。
 
 


ミーティングチケットと一緒に記念撮影。
 
 


整列を終えたロードスター達。どの車もお祝い用の正装といった雰囲気が漂う。
 
 


このカントは写真で見る以上に急な傾斜。
 
 


真っ直ぐ立っているのも難しいほど。
 
 
整列を完了したらメイン会場まで徒歩で移動する。
 私のVR-Bを駐車した場所からメイン会場に向かって
歩きながらVR-Limited コンビネーションBがいないか探す。
 見つけたVR-Bに、手書きのメモを残した。

・VR-BのクラブとしてVert noiRがあること。
・現在Webサイトを準備中であること。
・私の連絡先。

私の駐車位置からメイン会場までの道のりで
およそ7〜8台のVR−Bを見つけ、
その全てのフロントウィンドゥへ上記のメモを残した。
(メモやメモを置いたVR-Bの写真を撮らなかった事が悔やまれる。)
 
予め印刷したものを用意していけばよいのに、
手書きでそんなことをしているものだから
メイン会場へ着くのが遅くなってしまった。
チケットから乾杯用の飲み物(お茶やジュース)
への交換を行い、舞台前に急いだ。
少しあわてたが、開会には間に合った。
 
 


暑すぎる程の快晴のもとで20周年ミーティングが始まった。
 
 


20周年記念署名車に署名する長男。
 
 


軽井沢ミーティングで次男が貼ったVert noiRのクラブステッカーを確認。
 
 
 

ロードスターの本へ、NA開発主査の平井敏彦さんにサインをして頂く。
 
 


同じ本に、NB・NC開発主査の貴島孝雄さんのサインを頂く。
 
 


集合写真と記念ビデオの撮影。「ロードスター20周年おめでとう!」と大声で叫んだ!
 
 


カルトクイズに参加。7問目で撃沈でした。
 
 
 
あっという間に楽しいミーティングは終わりの時間となる。
あとはパレードランを残すのみ。
 
メイン会場から周回路の駐車エリアまでバスが出たが、
バスに乗っていたのはわずかな距離。
バスに乗っった距離を歩いたらかかる時間よりも、
バスを待っていた時間の方がずっと長かった。
 
 
 


テストコースを徒歩で愛車の元へ戻っていくオーナー達。
 
 


オーナーがいない間、ロードスター同士も20周年の喜びを語り合ったのだろうか・・・。
 
 


愛車に乗り込みパレードのスタートを待つ。
 
 


どこを見渡してもロードスター。頭上には取材のヘリコプターも飛ぶ。
 
 


FMラジオから流れる実況中継を聞くだけでも楽しめる。
(誰か、全てを録音していた方はいないのだろうか?)
 
 


いよいよパレードスタート。周回路をゆっくり走行。
 
 


週回路の外からも多くの人が手を振り見送ってくれる。
 
 


実際は走行時間よりも停滞時間の方が長い大渋滞。2時間以上の渋滞をこれだけ楽しむ機会はない。
 
 


最外周となる4列目は1時間以上経ってもまだスタート出来ない状態。
 
 


ずっと立ち乗り状態で非常に目立っていたVR-A。VR-Bと気づいてくださり、「VRリミテッドですよね?」と声を掛けて頂いた。
 
 


軽井沢Mtgの粘土細工でお世話になったマツダのプロモデラーの方。(名前は失念しました。すみません。)
(マツダの旗に隠れてしまっていますが、後方の建物からも社員の方達が手を振ってくれています。)
 
 


ずっと手を振って見送ってくださるスタッフの方々。
 
 


パレード開始から2時間程でやっと4列目がスタート。
 
 


周回路を2周程して外に出る頃には既に夕焼け空になっていた。
 
 

 2時間以上のパレードラン(渋滞でしたが)の最中、
ずっと笑顔で手を振り続けました。
「同じ車を選んだ仲間」という以上に、
「同じ車に惚れた同士」とも言うような
不思議な連帯感、親近感、幸福感に満たされました。
言葉や文章では表せないというのが本音です。
 
三次から高速道路で大阪へ向かって走る。
パレードから少しずつ車が出て行ったからか、
高速道路上は「ロードスターだらけ」という状態ではなかった。
それでもNA、NB、NC、何台ものロードスターを見かけ、
後ろを走り、追い越し、追い越されていく。
 
助手席の長男はいつしか眠りに落ちていた。
宝塚近辺で1時間ほど渋滞に会ったが、
それ以外は順調に流れ、22:40頃に無事帰宅。
 
 
 


三次からの道中に走行距離35,555Kmを記録。(キリ番でなないが・・・)
 
 
長男はミーティングに参加する以前は、車にはあまり興味が無く、
将来は「車の免許を取らないかもしれない」とか、
「車を買うとしたらキャンピングカーにする」などと言っていた。
そんな長男がパレードの興奮からか、
「30周年ミーティングには自分のロードスターで参加する」
と帰りの車中から言うようになった。
長男はNAがお気に入りのようだ。
 
次男は永くSUBARU好きであったが、
軽井沢Mtg前夜祭から新型ロードスターを
心待ちにするようになった。
将来はNDかNEを買うと言っている。
 
10年後長男は21歳、次男は18歳(まだ高校生)。
家族4人、2台のロードスターで
Vert noiRのメンバーと共に30周年ミーティングに
参加する事ができればどんなに素晴らしいだろうか?
 
これからの10年間、家族やVert noiRの仲間と
これまで以上に素晴らしい時間を積み重ねて
ずっと「幸せ」になって行きたいと思う。
 
 
                                記 ハリー@大阪 2010.01.15.

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